Seeing Irene as Harbinger of a Change in Climate
ハリケーン・アイリーンは気候変動の前兆か

単語・イディオム
harbinger:「前触れ」「前兆」
human-induced climate change:「人間の活動によって引き起こされた気候変動」
figure out:「はっきりさせる、解明する」
skyrocket: 「急増する」
lemming-like:レミングはネズミの一種で、増えすぎると集団自殺するといわれています。
      この記事では「集団自滅的な」の意味で使われています。   

要約
アメリカ東海岸を襲ったアイリーンの規模は、ここ数十年で最大といわれている。近年このような大規模ハリケーンが増えているのは、温暖化ガス等による気候変動の影響なのだろうか?
 今のところ、科学者にもその答えはわかっていない。だが、気温が上昇するに従って、今後もアイリーン規模のハリケーンが増えていくだろう、というのが大方の予想だ。21世紀末までに、年間に発生するハリケーンの数は現在の2倍になるだろう、という試算もある。とはいえ、ハリケーンによる被害が増大している最大の原因は、海岸地域の開発が進んで影響を受けやすいエリアが拡大していることにある。気候変動との関係については研究が進んでいるが、闇雲な開発による被害の拡大についてはより早急な政治的処置が必要だ。(NY在住の翻訳家、横島智子)

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コメント
少し前になってしまいますが、NYでのアイリーン騒動はかなり大規模なものでした。実際の被害は思ったよりも小さかったのが幸いでしたが、竜巻やハリケーンによる被害が増えている印象が決定づけられた感があります。短く読みやすい記事ですので、ぜひ挑戦してみてください。