In East Orange, Recalling Whitney Houston Before She Was a Star
ホイットニー・ヒューストンの素顔

単語・イディオム
have someone’s back:「~(人)を守ろうとする、支えようとする」
act out:「何かを演じる、ふりをする」
main drag:「メインストリート」という意味のスラング
devide one’s time between A and B:「AをしているかBをしているか、どちらかしかない」
play dress-up:「着せ替え遊びをする」

要約
ホイットニー・ヒューストンとその家族が、中流階級の黒人家族が増えつつあった新興住宅街、NJ州イースト・オレンジに引っ越してきたのは、彼女が4歳のときだった。ニックネームはニッピー。シャイでおとなしい少女だったと町の人たちは語る。一方で、テレビで見たシーンを演じてみせたり、友達と遊びながらアカペラで歌ったりしていた姿も記憶されている。ゴスペルシンガーだった母に連れられて足しげく通った地元の教会では、11歳のときにはじめてコーラス隊のソロをとった。教会に集まる数十人の町民に向けて、まるで何千人もの観客の前に立っているかのように心を込めて唄っていたという。今は彼女の名が冠された小学校にはメモリアルが設置され、「ニッピー」を悼む近所の人たちが毎日献花に訪れている。 (NY在住の翻訳家、横島智子)

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ホイットニー・ヒューストンの故郷の人々に取材した記事です。
ホイットニーの死はスキャンダルというより、深い悲しみをもって人々に受け止められている印象があります。