One Is the Quirkiest Number
1はいちばん気まぐれな数

単語・イディオム
plugged in:「最先端の、時代を反映した」
control bunker:「隠れた司令塔、秘密基地」
ad hoc:「即席の」
on a whim:「思いつきで」
emergency ration:「非常食」
fashion:動詞で「創り出す」
let loose:「のびのびする」

要約
一人暮らしをする人の割合は、今や全米で4世帯に一人、マンハッタン内では2世帯に一人。NYUで社会学を研究するKlinenberg教授は著書の中で「一人暮らしは偉大なる社会的実験であり、人類が新しい生き方を模索している証だ」と述べている。
確かに一人での生活には、自由、孤独、ベッドを独占できるなど、様々な利点がある。だがいっぽうで、一人暮らしは変わり者の温床になるという定説もまた真実だ。ノースカロライナで一人暮らしをする28歳のKennedyさんは、衣類乾燥機が洋服ダンス替わりだ。ブルックリン在住の音楽マネージャー、Sherwoodさんは、就寝時間が常に少しずつずれていく生活を続けている。
10年以上一人暮らしを続ける70歳のBennetさんは、来客時にはトイレのドアを閉め忘れないよう気を付けるのに苦労するという。どれも自由気ままな生活だが、共通しているのは、一人暮らしに慣れてしまうと共同生活に戻るのは難しい、という点だ。
もう一度誰かと暮らしたければ、一人暮らし経験者同士でリハビリを助け合うしかないかもしれない。 (NY在住の翻訳家、横島智子)

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このほかにもたくさんの一人暮らし体験談が登場します。特に記事の最後に登場するKennedyさんのエピソードは、一人暮らしをする人にとっては悪夢のようなリアリティーかも。ちなみにタイトルは、60年代に活躍したThree Dog Nightというバンドのヒット曲”One”に出てくる”One is the lonliest number…”という歌詞をもじったものと思われます。また”quirky”には、「気まぐれな」のほかに「風変わりな」という意味もあります。楽しく読める記事です。