Studies Find That Gossip Isn’t Just Loose Talk
「ゴシップに利点」研究が示す
単語・イディオム
keep – in line:「~の秩序を保つ」
tattle:「告げ口する」
go a long way:「大きな効果がある、影響がある」
要約
ほとんどの人が、誰かの悪口や噂話に参加して後ろめたい思いをした覚えがあるはずだ。だが近年、社会学や発達心理学の研究結果として、特に集団の規律と秩序を守るうえでゴシップに利点があることが指摘されている。そのひとつが、ネガティブな噂話によってグループ内の要注意人物の情報共有ができ、非常識な行いの被害を受ける人が減る、というもの。あるいは、噂をたてられることへの恐怖が不正な行いを抑止する、という研究結果も出ている。代表的な研究を執筆した社会学者のDr.Hallett氏は、ゴシップの持つネガティブな側面を認めたうえでこう語る。「企業などの団体の中で、ゴシップを禁止することはお勧めしません。大切なのはゴシップの仕組みを知り、助けになるゴシップと悪意しかないゴシップを見分けて管理できるようになることです」(NY在住の翻訳家、横島智子)
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コメント
人気のあった記事です。ふつうはネガティブとしか思えないゴシップですが、罪悪感や不安などの「臭いもの」に蓋をせず、分析して研究して仕組みを知れば、自分たちの役に立てることすらできる、という発想がなんともアメリカらしいと感じます。
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