海原純子公式BLOGです
海原純子のHarvard Diary

心のサプリ

「自転車ルール」の秘密

 青信号で横断歩道を渡っていたら、いきなり目の前を、猛スピードで横切った自転車があってヒヤリとした。そして、またか、と思った。  ボストンは自転車を利用する人が多い。大雨や雪の日に乗る人はさすがにいないが、少し気候がよく …

新型インフルエンザと米国

 新型インフルエンザ大作の成功で、死亡者が少なかったと対策本部が発表していた。果たして対策の成果か、ウイルスが弱毒性だったためか、しっかり検証しないとまずいなぁ、と思う。  というのも、病気予防のキャンペーンの枠組み作り …

緊張でしか生きられない

 今年のアカデミー作品賞を獲得した映画「ハート・ロッカー」は、ハーバード大の研究室でちょっとした話題になっていた。なにが話題だったかというと、映画の主人公に性格傾向だ。  普段、戦争映画や残酷な場面のある映画は絶対に見な …

結果がすべて、ではなく

アメリカの大学の研究室では「publish or perish」(出版か死か)という風潮がある。つまり、大学の研究者は論文を発表しなきゃダメ、論文として学術誌に載らない研究はゴミ、という訳だ。したがって、論文や書物を発表 …

効率と「ながら食べ」

 アメリカ人は「効率的」という言葉が好きだ。研究でも日常生活でも効率という言葉にすぐ出合うのだが、何といっても、時間を効率的に使うことにしのぎを削っているように思える。一見よいことのように感じられるが、みなさんはいかが。 …

工夫しながら過ごす

 ボストンで朝一番にするのは、地元のFMラジオのスイッチをいれることだ。数分毎に流れる天気予報を聞くためである。  冬のボストンの気候は本当に厳しい。寒いのはもう慣れっこだが、天気がかわりやすく、朝晴れ上がっていても昼過 …

環境の影響で

 かつて、外でお酒を飲んで帰ってくる夫に、妻は「家にもお酒があるのにどうして外で飲むの」と文句を言ったものだ。確かにそうなのだが、行動には環境が大きく影響する。  日本の自宅でも、パソコンで職員パスワードを使いハーバード …

JAL破綻に思う

 日本航空(JAL)が破綻したというニュースをボストンで聞いた。経営が甘いとか、エリート意識がよくないとかいう批判が目立つが、私はこれらの批判に疑問を感じている。仕事でさまざまな航空会社を使ったが、私はJALほど特殊な利 …

数の論理

ある会から、会員が数千人に達したという報告の文書が届いた。書面には誇らしげにいかに会員が短期間に集まったかという内容が記されている。それはまったくまっとうでごく普通のことなのだが、私は常々こうしたごく普通のことに「アレ」 …

「嫉妬」考

 父親が企業社長のAさんは、二代目といわれるのが嫌いな努力家。アメリカに留学して卒業した。ところが、それでも周囲からは、経済力があるからできるのね、などと陰口を言われ、怒りを感じている。Aさんの家族は、言いたい人には言わ …

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