海原純子公式BLOGです
海原純子のHarvard Diary

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「聴く力」が低下している

 大学の講義が終わった後、駅でコーヒーを買い新幹線の車内で飲みながら帰るのが気に入っている。ところが最近こんなことがあってびっくりした。 あるコーヒー店での会話。  「○○をテイクアウトで手さげにお願いします」  店員さ …

競争が苦手でも

 昔は運動会というと秋と決まっていたが、このごろは今の季節にも行われるらしい。近くの小学校の運動会がベランダから見えて、子供のころいわゆる「かけっこ」が苦手だったなあ、と思い出した。  今の運動場は、きちんとレーンがひか …

「後出し」の心理

 子供のころジャンケンの「後出し」は最も嫌われる行為のひとつだった。  今はどうなのだろうか。絶対に勝つとわかってからの勝負には、「安全な場」に身をおいて勝負する「ふり」をしている卑怯さがある。  大人の社会では、インサ …

食事も忘れて

 栃木にある大学で教えているから、通勤は東京から新幹線だ。昼は外に食べに行く時間がないため、お弁当を持参する。その日は、昼休みに卒論指導をしたから昼食はパス。朝食は十分とったし、空腹ではないから、お弁当は帰りの電車で食べ …

「デッドライン」再考

 日本とアメリカを往き来するうちに認識をあらたにしたのは、「デッドライン」すなわち「締め切り日」の厳密さである。日本でも「絶対」に締め切りを守らなければならないケースはもちろんあるが、「事情」あるいは「個人」によって、締 …

ツイッター亡国論

 米国滞在から日本に帰ってちょっと驚いたのは、ツイッターに対する過剰反応と否定的見解の多さである。週刊誌の見出しには「亡国論」とまであり、びっくり。研究室の仲間にその話をしたら「なぜ?}と不思議がられた。  というのは、 …

思考回路の違いから

 小学生から英語義務教育がはじまるという。コミュニケーション能力を高めるため、とのお題目だが、語学力=コミュニケーション能力ととらえるならば大間違いである。 もちろん、言葉と語学力が大切で不可欠であることはたしか。しかし …

空気の読み過ぎ

 ボストンは東京にくらべるとショッピングセンターも少ないし、いわゆる遊び場が限られている。ちょっとした息抜きといえば映画館くらいだが、さほど時間にゆとりのない私の楽しみは、カフェを併設した大型書店で、立ち読みならぬ座り読 …

異文化のペース

 アメリカと日本の往復で仕事をしていると、ボストンに着いてしばらくの間、そして日本に帰ってからしばらくの間は、何となく調子がヘンである。時差ボケではなく、仕事の流れがスムーズではないのだ。  この原因は一体何だろう、と考 …

「自転車ルール」の秘密

 青信号で横断歩道を渡っていたら、いきなり目の前を、猛スピードで横切った自転車があってヒヤリとした。そして、またか、と思った。  ボストンは自転車を利用する人が多い。大雨や雪の日に乗る人はさすがにいないが、少し気候がよく …

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